事業計画

平成29年度事業計画

基本方針

代表幹事 竹内麗子(㈲ライブハウジング 専務)

女性の活躍なくして地方創生はなく、地方創生なくして日本の創生はない。

人口減少が進むなか、社会や経済の活力を維持するには女性の力を生かすことが不可欠だ。しかし日本の職場は今も女性にとって働きやすい環境ではない。女性の力を生かすための必要な対策は、ほぼ見えている。大事なのは実効性だ。女性の力を生かす環境整備は何か一つの対策だけではできない。複数の分野にまたがる総合的な取り組みが求められている。社会をどう変えていくのか。香川経済同友会に求められているのは将来を見据えた設計図であろう。いずれにせよ、男性まかせで日本経済が成長する時代は終わりを告げた。女性の労働力の強化が突破口となることが期待されている今日、「成長、信頼・安心、笑顔の香川」を構築するために当会は産学官の他団体とも連携協働し、何よりも命の大切さを根底に置いた改革を推進し、様々な分野における意思決定の場に女性の比率を高め、女性の視点を入れた鋭い提言と多様な活動を行う。

Ⅰ. 更なる成長に向けて

  1. 働き方改革の推進
    少子高齢化が進展するなかで香川県が持続的な成長を遂げるためには、働き方の改革が不可欠である。しかし長時間労働の改善や女性の活躍推進の担い手は経営者や管理者といった組織の長に委ねられている。そのため当会では働き方改革を進め新しい企業風土を作るため組織管理者へ「イクボス」のマネジメントや研修会を開催する。また、「次世代育成支援対策推進法」のもと、家庭と仕事の両立及び総ての分野における女性管理職登用及び女性の就労環境整備等を産学官連携にて推進する。
  2. 交流人口の増加
    昨年に開催された「瀬戸内国際芸術祭2016」は春、夏、秋を通じ、100万人を超える来場者があり地域を大きく盛り上げた。また、4月には情報通信大臣会合(G7)が高松で開催され、国内外からの多くの参加者が香川県の魅力を堪能した。今年は、早々に高松空港の上海便を週5便に増便、台湾便も週6便に増便し香港、韓国便を含め、航空ネットワークが充実しつつあり、高松空港民営化実現により、更なる地域の活性化・発展が期待される。加えて大型クルーズ船招致も含めインバウンド推進へ大きく貢献している。
     当会においても四国地区経済同友会交流懇談会を本年8月に香川県にて開催し、これからの新しい観光振興等のあり方を提案するとともに、来期に香川県で開催予定の西日本経済同友会会員合同懇談会に繋げていく。またオール四国で取り組んでいる「四国遍路の世界遺産登録」推進活動を更に加速させていく。
  3. 交通インフラの整備
    地域の魅力を向上させ交流・定住人口の増加を図るためには、ソフト面の充実だけでなく交通インフラの整備が欠かせない。特に前期より関西経済同友会とも連携中の「四国新幹線の導入」については、早期実現に向け今期も四国地区ならびに関西経済同友会等との連携を一層強化して推進していく。

Ⅱ. 安心して暮らせる地域をめざして

  1. 未来を担う子供の貧困化対策支援
    全国に違わず、子供の貧困化が香川県において急速に進んでいる。将来の就労人口対策として少子化対策も重要だが喫緊の就労力になる子ども達への援助が急がれる。香川県においても遅ればせながら民間主導による生活支援センターや、こども食堂の運営が開始されている。香川県社会福祉協議会が事務局となりNPO法人フードバンク香川も設立されているが、まだまだ助走の状況にある。当会は、会員企業に働きかけ未来を担う子ども達の健全育成の支援を推進する。
  2. 大規模災害支援対策
    当会は甚大な被害が予想されている南海トラフ地震や津波等による大規模災害支援対策に関し、まずは現地にて救援活動を行う日本赤十字社香川県支部との間に有事の際における救援物資支援協定を締結している。近い将来ではなく明日にもおきるかもしれない災害に対して多様な方面から救援活動を行う。
  3. 交通事故防止対策
    県内では、多くの尊い命が交通事故により奪われている。交通事故は、加害者、被害者ともに自分だけでなく、双方家族の人生をも狂わせてしまう。当会では官民協働にて引き続き、交通事故防止対策としてスマートドライバーキャンペーンに取り組み県民の交通マナーの意識改善、啓蒙に取り組む。