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第2回インフラ整備委員会「サンポートエリアのまちづくり ~未来ビジョンの 策定にむけて~」WEB講演会開催

投稿日:2021.8.24

令和3年8月24日(火)インフラ整備委員会は、高松市 都市整備局 都市計画課課長補佐 宮武伸宇(みやたけ のぶたか) 氏を講師にお迎えし「サンポートエリアのまちづくり ~未来ビジョンの策定にむけて~」と題した講演会を開催、Web参加を含め計65名の出席があった。
 冒頭、松村インフラ整備委員長から「香川経済同友会では、4月13日に高松港・坂出港の長期構想についての提言を香川県と高松市へ提出した。その際に、大西市長から高松市では”サンポート地区の未来ビジョン”を策定するというお話をいただいた。サンポートでは県立体育館、徳島文理大学の香川キャンパス、JR四国の駅ビル開発、10万tのクルーズ船が入港できる岸壁。また、高規格道路の寿町までの延伸、さらには琴電連続立体交差事業の検討などビッグプロジェクトが目白押しである。今日の講演会でその動きを説明していただき、皆様のビジネスの一助、地域の発展に繋がれば幸いである。」という挨拶があった。
 宮武伸宇 氏から冒頭「本日は都市計画課が現在進めているサンポート地区のまちづくりに関して、今後私どもが大切にしていく考え方を説明したいと思う」と述べ講演を開始した。
「サンポートの総合整備事業について、昭和58年度(1983年度)から協議が始まった。基盤整備はおよそ1000億円弱、上物であるシンボルタワー等の施設整備に400億円弱の事業費をかけ、シンボルタワーが竣工した平成15年(2003年)にグランドオープンした。このエリアは琴電の連続立体交差事業が未完成なので、まだ発展途上といえる。土地利用図を確認すると、琴電築港駅は、高架で国道30号をまたいで高松駅の南側に設置するようになっている。つまりサンポートの事業は、JR高松駅と琴電高松築港駅を近接して繋ぐという計画が大きく関わっている。しかしビジネス拠点形成という観点からも、2つの大きな乗降客の生じる駅が現在つなっがていない状態であるということは、重く捉えているところである。」
 「サンポート高松の現状について、従来のビジネス拠点の形成(国際化、情報化への対応)に加えて、瀬戸内の島々への玄関口としての観光結節点の役割を担うようになっている。
サンポート高松地区周辺における各種プロジェクト
(1)未利用地の開発である『新県立体育館』『JR高松駅ビル』『徳島文理大学香川キャンパス』 
(2)地域高規格道路(高松環状道路)
(3)都市計画のあり方について存廃も視野に検討が進められている琴電連続立体交差事業
について香川県と共に議論を交わしていきたい」ということであった。。
 そして、最後にサンポート未来ビジョンの策定への取り組み方法について「今後のサンポート地区に求められる”ビジネス拠点形成”や”瀬戸内の島々へのゲートウェイ機能”に対し、まずは、ビジョンを共有して、さまざまなプロジェクトの進展を図るべきである。それを進めるには、社会構造(フィジカルアーキテクチャ)の理解が重要であるし、時間をかけて市民の合意を形成することがポイントとなる。理想的に言うと、新たな合意形成体であるエリアのプラットフォーム上で共通のビジョンを作り上げる。従来の協議会や委員会による予定調和型の合意形成ではなく、共通のビジョンの元で、課題同士を掛け合わせて、施策を打ち出すことにより相乗効果を狙っていく。そういうアジャイル型(※)の開発が重要である。」と結んだ。
 その後質疑応答となり「サンポートを含めた未来ビジョン策定について、そのビジョン作るプロセスを通じてさまざまなステークホルダーが合意形成を図り、Maasやスーパーシティを作っていくと考えてよいのか?」や「1万人収容の県立体育館が完成した後、高松駅周辺まで車で行く方が多いと思うがが、金沢駅前のように駐車場を作らないという選択肢はあり得ないか?」等、活発な意見のやり取りが行われ、講演会は終了した。

※アジャイル開発・・・アジャイル(俊敏な)型開発とは、仕様や設計の変更が当然あるという前提に立ち、初めから厳密な仕様は決めず、おおよその仕様だけで細かいイテレーション(反復)開発を開始し、小単位での「実装→テスト実行」を繰り返し、徐々に開発を進めていく手法。