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第1回四国新幹線導入推進特別委員会「 四国の生き残りと新幹線 」WEB講演会を開催

投稿日:2021.9.17

 令和3年9月17日(金)四国新幹線導入推進特別委員会は四国新幹線整備促進期成会 代表事務局(四国経済連合会特任理事) 石原俊輔 氏を講師としてお迎えし、「四国の生き残りと新幹線」と題して講演会を開催し、会場・WEB合わせて56名が出席した。石原氏はまず最初に、急速に進む人口減少と高齢化について厚生労働省の「人口動態統計」などを用いて説明。「今後消滅の危機を迎える自治体が増える、すべての地方は程度の差はあれど人口減少に苦しんでおり、四国と同様に様々な対策を講じている。四国は生き残りをかけて変革をもたらす必要があり、その『装置』が新幹線である」と話した。
 続いて金沢市の事例を紹介した。高松と比較すると人口や歳入・歳出額、事業所数などの指標に大きな差はないが、金沢市は2015年に北陸新幹線が開業したことで観光客が大幅に増加し、2018年には宿泊施設数が高松を上回ったことや、集客が新幹線駅周辺に留まらず広域に広がり、北陸新幹線主要駅が開通していない福井県でも入込客数が増加したことなどを解説した。日本政策投資銀行の調査によると石川県の開業1年目の経済波及効果は678億円、富山県で304億円と試算されており、北陸地方は新幹線開業により大きな発展を遂げていると説明した。
 後半は整備新幹線建設の財務スキームや着工までの手順、四国新幹線整備促進期成会結成の経緯や、導入により変わる四国の未来などについて分かりやすく解説した。四国新幹線の開通により、東京一極集中の緩和、地域防災力の向上など様々なメリットがあると説明したうえで、他地域との比較において四国の人口集積は既に新幹線整備が進められている北陸や北海道よりも多く、(北陸新幹線:沿線人口306万人で1キロあたり6,480人、北海道・東北新幹線:沿線人口326万人で1キロあたり6,050人、四国新幹線:沿線人口338万人で1キロあたり11,200人)むしろ整備されて当然のもので「なぜ四国にはないのか?」と問うべきだと話した。
 最後に「新幹線は4県を1時間以内で結び『四国をひとつにする力』がある。四国の新幹線は今を逃せば2度とチャンスは巡ってこない。実現には地元の皆さんの『四国に新幹線を!』という熱意が何よりも必要だ」と講演をまとめた。