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第5回観光振興委員会「 ワ―ケーション推進の現状(課題と今後の展望) 」WEB講演会を開催

投稿日:2021.9.27

講師:野島 祐樹 氏

 令和3年9月27日(月)観光振興委員会は高松商工会議所と共催でワ―ケーションに関する講演会を開催し67名が参加した。ANA X株式会社事業開発部 トラベルイノベーションチーム リーダー 野島 祐樹 氏が講師となり「ワ―ケーション推進の現状(課題と今後の展望)」と題して、ワ―ケーションの定義や課題、推進のポイントの他、全国の事例などを紹介した。
 ワーケーションが注目されだした背景には「リモートワーク環境の発達」や「Covid-19の影響」「度重なる災害」「都市部の不動産高騰」などの要因から、消費者の意識の中に「脱首都圏志向」と「働き方の多様化」「リスク回避思考」が生まれたことなどがあると説明。また、消費者意識の変化により生まれた4つの新しい概念として、拠点や自宅を持たない「アドレスホッパー」や、多拠点で働く「デュアルライフ」、別拠点で休暇と仕事を行う「ブリージャーやワーケーション」将来の第二の故郷探しをする「お試し移住」を紹介した。ワ―ケーションの定義については産官学や用途についてバラつきはあるが、観光庁によると「休暇型」と「業務型」があり、業務型はさらに「地域課題解決型」「合宿型」「サテライトオフィス型」に分類されると解説した。ワーケーションの課題としては、滞在に費用がかかる(会社の費用負担がない)ことや、仕事への影響に不安があること(緊急案件発生時の出社や、情報管理系の安全性)などが、独自のアンケート調査によりわかってきたと述べた。
 ワーケーション推進のポイントは、地域の人や多業種とのつながりや、業務に寄与するスキルアップ、新しい体験を積むことで創造の機会を得られるなど「その場所に滞在する意味を付加する」ことが重要であると話した。
 最後に新しいサービスの事例として、「全国住み放題サービス『ADDress』」や、「定額世界中住み放題サービス『HafH』」のほか、国内のワ―ケーション事例として「徳島県上勝町サスティナブルツアー」や「事業承継について考えるin北海道」などを紹介した。
参加者からは積極的な質疑応答があり大変盛況な講演会となった。