投稿日:2018.6.12
平成30年6月12日(火)、国際委員会では、㈱森國酒造 代表取締役 池田亜紀氏を講師に招き、講演会をリーガホテルゼスト高松にて開催し、会員等60名が参加した。
【講演要旨】 ~共催:香川EU協会~
私は高松市内で6代続いた老舗の酒蔵を営む家で生まれた。工場周辺の環境と時代の変化に市内での操業が難しくなり一度は蔵を閉めたが、平成17年、酒造りを諦めなかった父と森國社長(当時)が、酒造りに一番大事な水が良いところを探して、名水 星ケ城山の湧水がある小豆島の現在の地に森國酒造を新たに設立、翌年より創業を開始。
平成21年に社長を引き継いだが、新しい酒蔵でネームバリューも販路も無く、全国的にも極少の酒蔵で、若者や女性を主なターゲットとした森國のお酒は酒屋さんになかなか理解されず、初めは全く売れずに苦労した。しかし新たな販路(通販・雑貨店・海外)を開拓し、新しい蔵だからこそできる事を模索するとともに、人の繋がりを大事に小豆島の為にお手伝いできることを、地酒の意味を追求していくことで島の方に認めて頂く努力をしている。そして「世界中の方に小豆島の地酒を呑んで頂きたい」との強い想いで、以下の新しいビジネスモデルに取り組み、フランスはじめ世界各国への進出を図っている。