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第3回技術革新委員会『香川発超小型赤外分光イメージング開発による技術イノベーション』Web講演会

投稿日:2020.9.10

令和2年910()、第3回技術革新委員会にて、講師として香川大学創造工学部教授 石丸伊知郎氏をお招きし、「香川発超小型赤外分光イメージング開発による技術イノベーション ~医療、産業分野から日常生活空間での利用の可能性~」 と題し講演会を開催し、48名が熱心に聴講した。
 冒頭、技術革新委員会 三ケ尻委員長から、『難しいお題目であるが、非常に興味深い研究開発をされている。是非、香川発で、世界に通用するデバイス技術のイノベーションが起こり、この香川から、日本のよさを取り戻していくきっかけになってほしいと思う。』という挨拶があった。
 石丸教授からは、まず自己紹介があり、その後、中赤外分光法についての説明があった。従来は、赤外分光 光度計について、農学部・医学部の方々が、この物質はどういった成分でできているのか分からないといった時に、赤外分光光度計というおおよそ1千万円から2億円する装置にサンプルを入れて計測していた。分析能力は高いが、装置は大型で高額である。我々が日頃使うセンサーとしては普及していなかった。我々の開発により、今では、直径5mm程度のスマートフォンへも装着できる分光装置になってきた。価格でいうと数万円ぐらいになるのではないかと思っている。これだけ小型化されてくると、日常的なヘルスケアとして非侵襲血糖値センサー(レーザーポインター等光を照射することで身体の中の血糖値を測ることができる)、スマートトイレ(尿に含まれる糖やたんぱく質を測る)として利用できるというお話があった。
 また、我々の開発製品のコアコンピタンスとして、超小型メージング装置であることと、機械学習による個人差適応(センサーそのものがスマートになる必要性)を持っていることだといえる。今後は、大学発ベンチャー”Spectro App”を立ち上げて香川のさまざまな企業様と一緒に社会実装していきたい。できる限り香川、四国の企業様とコンソーシアムを組んで進めていきたいと思っている。
 次に香川大学産学連携・知的財産センター 永冨センター長より、「赤外分光イメージングコンソーシアム設立についてのご案内があった。その後は、参加会員から、質問や要望含め活発な意見交換が行われた。