トピックス

第1回経済活性化委員会「デジタルIDの活用で生まれる、場所に依存しない新規事業の創出と変革 〜マイナンバーカード普及の先に〜」 Web講演会

投稿日:2020.10.6

講師 xID㈱代表取締役CEO 日下光 氏

 令和2年10月6日(火)経済活性化委員会はWeb講演会を開催し41名が参加した。xID株式会社 代表取締役CEO 日下光 氏に講師となっていただき「デジタルIDの活用で生まれる、場所に依存しない新規事業の創出と変革 〜マイナンバーカード普及の先に〜」と題して講演頂いた。講演は電子国家であるエストニアの現状についての紹介から始まり、エストニアではデジタルIDの普及率と行政サービスのオンライン化が99%に到達しているため、デジタルIDカードが身分証明書や、運転免許証、保険証になるうえ、納税申告をはじめあらゆる行政サービスがオンラインで受けられるほか、銀行とも連携していると説明した。さらに教育分野では、政府と自治体、教師、保護者などがすべてひとつのプラットホームで繋がっており、教師は日誌や教材、出欠管理、宿題の進捗状況などが保護者との間で共有できる。そのほか、医療データの共有や、オンライン投票、ビジネスでのデジタル契約など、様々な場面にデジタルIDが取り入れられており、安全に効率良く行うことができることが紹介された。これらの取組は日本のデジタル化実現に向けてのヒントになると述べたうえで、日本でのデジタル化の現状や課題などをわかりやすく解説した。また、石川県加賀市でのxID社と連携した次世代電子行政へむけた導入事例や、茨城県つくば市でのインターネット投票の事例、個人情報確認API、電子認証APIなどについても紹介し、最後にマイナンバーカードの普及の先に社会がどう変わっていくかや、デジタル社会におけるインフラについて述べて講演を終えた。参加者からは「エストニアではデジタルリテラシーの差はどのようにされているのか」「日本人は個人情報が全てマイナンバーに紐付くことに対して恐怖心があるがエストニアではどうか」「エストニアでは金融機関のシステムが統合されているのか?」など積極的な質疑があり関心の深さが伺えた。最後に合田代表幹事が謝辞を述べ締め括り、盛況な講演会となった。