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第4回観光振興委員会 「世界がSETOUCHIに注目!みんなが知らない瀬戸内国際芸術祭のしくみ」 講演会

投稿日:2021.1.18

 令和3年1月18日(月)観光振興委員会は特定非営利活動法人 瀬戸内こえびネットワーク 事務局長 甘利彩子氏を講師としてお招きし、「世界が SETOUCHI に注目!みんなの知らない瀬戸内国際芸術祭のしくみ」と題してWeb講演会を開催し、47名が参加した。まずはじめに田中委員長より挨拶があり「瀬戸内国際芸術祭は回を重ねるごとに精度が高まり、広がりを見せている。10を超える島と1000人を超えるボランティアが参加しているが、多種多様の方々をどうまとめているのか。また100日の開期のための1000日を過ごしているなかで、今の環境下どのように活動に取り組んでいるのか大変興味がある。」と話した。
 講演は瀬戸内国際芸術祭の紹介から始まり、これまでの芸術鑑賞の在り方について説明したうえで、美術館と地域型芸術祭の違いについて説明した。一番の違いは美術館が室内展示なのに対して地域型芸術祭は屋外展示で、かつ広大な展示エリアがあることや、作品を作る過程が場所にあわせて地域の方と一緒になって作ること等をあげた。また、美術館鑑賞は数時間から半日で終わるのに対し、瀬戸内国際芸術祭は来島者の8割が平均3日程度の宿泊をともなう旅行になっていることも大きな違いと述べた。そのうえでこれまでの瀬戸内海の歴史や島でのストーリー、背景を紹介した。そして瀬戸内こえびネットワークは、島の祭りや各種行事にも積極的に参加することによって地域住民と深い関わりを持っていること、島民の7割が芸術祭を高く評価していることなどを詳しく解説した。課題としては持続的な活動をするために採算面を黒字化する必要があること、資金調達として寄付金が重要であることなどについて触れた。「芸術祭の目的は島や瀬戸内の資産を明らかにすること、地域が元気になること、そして瀬戸内が世界の『希望の海』になることだ」と講演を締めくくった。瀬戸内国際芸術祭の裏側について生の声が聴ける大変貴重な講演会となった。