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第5回観光振興委員会「四国遍路の世界遺産登録に向けた取組みについて」WEB講演会開催

投稿日:2021.3.12

 

 令和3年3月12日(金)香川県政策部文化芸術局文化振興課 課長補佐 北山 健一郎 氏を講師としてお招きし、「四国遍路の世界遺産登録に向けた取組みについて」と題してWEB講演会を開催し、36名が参加した。
 はじめに3月9日に「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会の佐伯会長他、香川・徳島県知事などが文部科学省・文化庁・自由民主党文部科学部会へ四国遍路の世界遺産登録についての要望を行ったことが紹介された。また国の文化審議会は暫定一覧表の見直しが議論されており、四国遍路についてもリスト入りの可能性はあると述べた。文化審議会では我が国の世界遺産の在り方について「地域コミュニティと共に持続可能な世界文化遺産の適切な保存・活用を実現すること」「世界遺産一覧表の多様性の増進に貢献するため適切な資産の推薦を推進すること」という2点が協調されており、地域コミュニティの重要性が指摘されているとのこと。続いて世界遺産推進協議会の4部会(普及啓発部会・受入態勢の整備部会・普遍的価値の証明部会・資産の保護措置部会)の令和2年度の世界遺産登録に向けた取組について紹介したのちに、香川県の取組について紹介した。香川県では令和2年度に屋島寺、八栗寺(五剣山)、大窪寺(奥の院)の札所寺院・遍路道の調査を行い、調査報告会を甲山寺や大興寺で行ったほか、それぞれ地元小学校でも報告会を行った。また、東かがわ市で「まちづくり講座」の開催や宇多津町で遍路体験ウォークの開催などを通じて、四国遍路世界遺産登録にむけた普及活動を行っていると写真スライドを用いて紹介した。今後地域に求められることは、四国遍路遺産の維持管理における地域住民の参画や、四国遍路遺産の継承者の育成、地域活性化につながる取組のほか、世界へ発信する取り組みなどがあげられると解説し、最後に「地域コミュニティの重要性が今後どんどん増してくる。四国遍路の世界遺産登録を目指して官民一体となって取り組んでいきたい」と締めくくった。