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第3回四国新幹線導入推進特別委員会「シンポジウム四国の新幹線とまちづくり」に参加

投稿日:2021.3.26

 令和3年3月26日(金)、四国新幹線導入推進特別委員会は第3回委員会として「シンポジウム 四国の新幹線とまちづくり」に当会から38名が参加した。本シンポジウムは香川県JR四国線複線電化・新幹線導入期成同盟会/香川県議会四国新幹線整備促進議員連盟が主催であり、会場のホテルパールガーデンにWEB参加も含めて約380人が参加した。
 基調講演では日本大学理工学部土木工学科特任教授、一般財団法人計量計画研究所代表理事 岸井 隆幸氏が講師となり「高速鉄道と駅とまち―これからの駅まち整備についてー」という演題で講演した。はじめに九州新幹線の熊本駅周辺地域や北陸新幹線長野駅周辺地域の大規模な再開発の事例について紹介し、続いてイギリスやオランダ、香港など海外の高速鉄道駅と街の事例などを紹介した。「新幹線を迎え入れるのに20年から30年かかる。だから地元の若い人と一緒に考える。議論の積み重ねが次の時代のまちをつくる」と講演を締めくくった。
 続いて、長崎市まちづくり部長の片江伸一郎氏、四国新幹線整備促進期成会の千葉会長、浜田香川県知事、当会合田代表幹事らが、岸井氏を交えて、「新幹線駅周辺整備の事例・構想」や「新幹線開通を見据えた街づくり」についてパネルディスカッションを行った。片江部長は長崎駅周辺整備の事例を紹介。長崎駅は新幹線・在来線が並行で整備されており、在来線は連立事業で高架化され、令和2年3月に開業、来年秋頃に新幹線が開業予定と話した。千葉会長からは、四国における新幹線基本計画について、紀淡海峡~四国~豊予海峡~大分ルートや、岡山から瀬戸大橋を通り高知に抜けるルートなどについて解説した。瀬戸大橋ルートでは総整備延長302㎞でコストを1.57兆円、B/Cは1.03となり十分な投資効果があると述べた。合田代表からは香川経済同友会が提言する4つの高松駅のイメージ図を紹介したうえで、「新幹線は最低限必要なインフラ、本気で考える必要がある。高松駅に関する提言後も香川県では時間短縮効果が少なく、不要と思われている方が多い。無駄遣いと考えがちだが費用の約8割は全国民の税金から均等に使われ、四国に新幹線が通ってなくても、県民は費用を負担している。また四国内でも香川県は、まだ駅の場所が決まっておらず、このままでは松山・高知が先行し、取り残される懸念がある。新幹線は30年かかる、県民が一生懸命考え、本気で考えた人の数に比例して街がよくなる。100年に一度の機会、本気で考えてほしい」と述べた。浜田知事は「欧州では人口20万人以上の都市のほとんどで高速鉄道が整備されているが、日本は四国を含め多くの都市が未整備。中国は急速に高速鉄道が発達し既に日本の10倍以上になり、経済発展を遂げている。大量・高速輸送は都市の発展に不可欠。在来線、バス・タクシーとの連携も重要。引き続き新幹線の開業を見通して関係機関と連携していきたい」と述べた。四国への新幹線導入にむけて機運を高めるシンポジウムとなった。